世帯に応じた雰囲気作り
住宅の間取りやデザインを計画する際、家全体の色調や素材感といった雰囲気を統一することが多い傾向にあると言えます。一方、二世帯住宅を計画する場合、世帯が複数あるため、無理に家全体の雰囲気を統一する必要はありません。統一感があった方が優れたデザインの住宅という印象があるかもしれませんが、それによってどちらかの世帯や、両方の世帯が妥協して、満足いく家づくりができなくては意味がないのではないでしょうか。1階と2階で世帯を分ける場合、2つの階の壁紙や床材を変えても、1度に両方のフロアを見比べる機会はまずないため、統一していないことを心配する必要はあまりないでしょう。
好みに応じた雰囲気作り
壁紙を各世帯の好みに応じて選ぶことはもちろんですが、床材を変えることも雰囲気を作り出すのには有効です。床材の色合いを変えるだけではなく、フローリングの場合はその幅を広くしたり狭くしたりすることでも、雰囲気がガラッと変わります。好みが分かれるところでもあるため、各世帯に応じて相談すると、計画も盛り上がるのではないでしょうか。
また、バリアフリーのフロアと、ダウンフロアを取り入れたフロアを混在させるというプランも考えられます。親世帯はバリアフリーのフロアにして、子世帯はリビングをダウンフロアにするなど、空間にアクセントを作り出すことも可能です。ダウンフロアにすると、子世帯が子育て世代の場合は、子どもとのスキンシップの取りやすさにつながったり、子供にとって楽しい空間にすることができると言えます。このように、それぞれの世帯に合わせた二世帯住宅を検討することで、どちらの世帯にも満足のいく家づくりができるのではないでしょうか。
横浜の注文住宅は、都内からのアクセスが良いだけではなく海が見えるなどの別荘の要素もあることが魅力です。