狭小住宅だからこその魅力
住宅を建設する上で必要となる土地の値段は場所によって大きく異なります。地方に比べて都市部は値段が高く、予算の問題で少ないスペースしか購入することができないケースも少なくありません。こうした限られた土地で建てる狭小住宅を選ぶ大きなメリットの一つが利便性の高さです。土地の価格は公共交通機関を基準に決められるため、最寄り駅までの時間が短くなるほど高くなる傾向にあります。そのため、ある広い土地を希望する場合には費用を多く支払う、駅までの距離が遠いという2つの選択肢から選ばなくてはいけません。狭小住宅であれば、駅に近い土地でも少ない予算で購入できるので、費用を抑えて利便性も手に入れることができます。
快適に暮らすための内装の作り方
狭小住宅は文字通り家のスペースが限られてしまうので、生活に必要な設備の設計に工夫が必要になります。主な例として挙げられるのがスペースの有効活用です。階段の下部分や廊下など、一般的な住宅では物置として活用することの多い場所に書斎やキッチンの作業スペースを設けることで無駄を省くことができます。階段部分を棚にして本や物を収納すれば、本棚や収納の数を減らすことが可能です。狭小住宅は通常の住宅よりも狭いため、部屋を仕切る壁やドアは圧迫感を生みます。そのため、可能な限り壁を取り除いて開放的な空間を作ることが重要です。
家を建てる時に気を付けるポイント
庭などの余分なスペースを作らずに土地のギリギリまで使って家を建てる上で気を付けなくてはいけないのが生活音です。隣接する住宅と距離が近いことで生活の音が漏れてしまうことも考えられるので、必要に応じて防音対策を施さなくてはいけません。
「狭小住宅」とは、狭い敷地（一般的に約15坪以下の土地）の中で建てられた住宅のことをいいます。土地面積が小さいので、土地代や申請費用、登記費用などを安く抑えることができます。